大阪明浄大学観光学部
加藤素明研究室On Line
UPDATED: 22 May, 2004
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キャンパス歳時記

アレキシス・カレル 『人間 この未知なるもの』 (5月27日掲載)
 5月の講義も終わりました。このページは、話題を学校での出来事に限定していると、今ぐらいの時期だとあまりネタがありませんね。
 今月は「美術の歴史」講義で聖母マリア信仰と美術作品の話をしましたが、そのときに紹介した巡礼地ルルドの奇跡にまつわる名著をひとつ。アレキシス(アレクシー)・カレル著『人間 この未知なるもの』。邦訳もすでに何種類か出版されていますが、大阪明浄大学の図書館には三笠書房版が所蔵されています。初版が出たのはずいぶん昔のことですが、この3月、新規で収蔵されているのを見て、いつか学生諸君に紹介しないといけないなと思っていました。
 ルルドはピレネー山脈のなかにある小さな村ですが(もはや大都市か?)、ここには世界各地から病気の(多くはガンなどの不治の病を負っている)人たちが大勢集まってきます。このルルドの泉から湧き出る水を飲むと、投薬などの医療行為とは無関係に病が治る人が出てくるというのです。近代科学に洗脳された現代人には俄には信じがたい話ですが、医師アレキシス・カレルは実際にガン患者の治癒を目の当たりにした体験からこの本を書きました。人間は科学や人智では推し量れない力を秘めており、ときにその力が何かのきっかけで発揮されることがあります。それにしても、体力の弱った病者が生命力を取り戻して快復するというのは、いったいどうしてなのでしょうね。
 おそらく、ルルドの水のおかげで医学的に完治したという人は、ごく少数でしょう。しかし、それにも拘わらず、かの地に大勢の人たちが集い、これまた多くの人たちがそれぞれに癒しをうけて帰って行くことに着目すべきだと思います。
 実際に病んだ経験のない(乏しい)人には分かりにくいことですが、病ということが単純に悪であるとは決して言えません。今日の我々は健康=善であるという図式を無邪気に「信仰」して、必死になって「健康作り」に(?)励んでいますから、病の積極的な意味には気がつかないでいるのかもしれません。「癒され」ないと気が済まない人たちは、かえって真の意味での癒しから遠ざかっているということです。私達人間には病気や障害を通してこそ分かることがあって、そこを通って初めて得られる力というものが存在するのでしょう。
 来週6月3日(木)の「美術の歴史」講義の時間を使って、ルルド巡礼のヴィデオを上映し、このカレルの著書を紹介します。お楽しみに。


「出席点」考 (5月22日掲載)
 今週、講義科目の受講生から「出席点はないんですか?」と尋ねられました。「講義要項」でお分かりのとおり、今年度から私の講義科目はどちらの科目も「出席状況を考慮することもある」というだけにしました。つまり「出席点」は原則としてなしです。
 基礎演習の場合ならば、毎週出席して発表・討論・ノート取り・報告書作成といった練習(即ち「演習」)を積み重ねてスタディ・スキルを磨くことが科目の本筋ですので出席点を重視しますが、講義では必ずしも出席=実力とはなりません。それどころか、一年間ほぼ皆勤で学期中のレポートもちゃんと書いてきている(?)のに、そこから試験を出題してみると何も書けていなかったりする学生が出てくるのには驚かされます。
 というわけで、講義科目は各自が学年末試験を含めた4つの課題の中でどの程度きちんと勉強を積み上げてきているかを重視して評価しています。もちろん講義に参加していないと出来ない課題や試験問題もありますから、ただ教室で座っているだけではついて来ることが出来ません。理論的には出席ゼロでも単位を取れることになりますが、サボった分を後で取り返すのはとてもたいへんです(これは経験談…笑)。ちなみに本学の場合、私の担当科目で、出席回数が全体の半分以下で合格点を取れた人というは一人もいませんよ。


新入生歓迎会 (4月28日掲載)

今年の加藤ゼミ1年生です

 去る4月21日(水)は学友会主催の新入生歓迎会が行われ、この日は全学休講になりました。私は1年生の基礎演習を担当しているので朝から参加していましたが、午前中はクラス別に分かれてロール・プレイング・ゲーム「バスは待ってくれない」を行いました。数十枚のカードに書かれた情報を基にみんなで知恵を出し合って一枚の地図を完成させていくゲームです。
 各写真にカーソルを重ねると、コメントが読めます(今のところWindowsのみ)。ここに写っている人には(主たる被写体となっている人はという意味ですぞ、念のため)、ちゃんとした用紙にリプリントして進呈いたしますので、加藤研究室に御来室ください。また、当日加藤に撮られた覚えがあるという人もどうぞ。なお、ここに掲載した写真の転載・引用は、学内関係者でも御遠慮願います。

組み分け会議中 だれと組むことになるのか? きっと完璧! 懸命に地図を書く

 午後からは、2年生以上の人たちや専門演習の教官達も合流して、校庭で野外焼肉パーティとなりました。それが済んで満腹したら、今度はビンゴ大会とクイズ大会。賞品は無事にいき渡ったのでしょうか?

食事も済んで満足! 上回生も参加&お手伝い ビンゴゲーム中でもカメラを向けると ビンゴの番号はこうやってみんなで抽選 先生達もクイズのネタになってしまいました


「みんなで渡れば…」? (4月16日掲載)
 講義は第2週目に入りました。なぜか教室には受講生が前回の倍以上…。「美術の歴史」の講義などは予想外の大盛況になってしまう有様。確かに第1週目に他の講義に出てみて、第2週目からこちらに替わることも制度上は可能なのですが、新しく来た面々の顔つきを見ていると、多くの学生は明らかにそういう知的な配慮とは無縁の様子。
 いったいどうしたのかと思い、学生にあれこれ尋ねたり、同僚の先生たちに他の講義の様子を聞いてみたりした結果、どうもこの種の学生達は第1週目を意図的に全部サボっているらしいのです。要するに、最初の週は「ガイダンス」であり、講義内容に踏み込まない先生が多いし、どうせ出席調査があったとしてもこの週の出席は事務局教務課にはカウントされないのだからわざわざ出る必要がない、というワケ。高学年に顕著ですが、ナント一年生にも少なからず見られる傾向です。
 なるほど、まあ確かに、こういう人は一人や二人はどこの大学にもいますね。でも、私が驚いたのは、本学ではそれがひとつのトレンドを形成したということ。なにせ単純計算でも半数以上の学生が同じ行動をとっているわけですから。他学でそこまでの経験をしたことはありませんでした。身内の恥をさらすことになって辛いですが、これは学生のみならず、教官たちの在り方も含めて大いに反省すべきことです。少なくとも、講義が行われることにワクワクして開講日を待ち焦がれて大学に通ったかつての自分の姿を当世書生気質に見るのは、この学校では困難になっているのかもしれません。
 「赤信号みんなで渡れば怖くない」とか…。でも、みんなで渡ってみたら、みんなそろって大怪我したなんてことも世の中には多々ありますよ。ご注意あれ!


良いスタートを (4月13日掲載)
 何事も最初が肝心と言います。なにも新入生に限ったことではありません。2年生であれ、3年生であれ、一年の初めに良いスタートを切ることが大事です。今日は午前中、2年生の基礎演習を行いましたが、1年の頃はほぼ毎回来ていた学生が何名か欠席でした。大丈夫かな? 別に、初っぱなから目の覚めるような素晴らしい「ロケット・スタート」である必要はないのです。ロー・ギアで確実に発進すればそれで良いのですから、演習には地道に毎回出席して下さいよ。


健康診断 (4月7日掲載)
 健康診断のため本日は一日中休講です。「身体測定」ではなく「健康診断」。小中学生ではあるまいし、もう二十歳前後になったら健康状態の「メディカル・チェック」ですよね。学校では学生と教職員に定期診断が義務づけられていますから(学校保健法第6条、第8条)、基本的な診察は無料ですが、同じことを外の病院などでやったらたいへんな出費を伴います。一年に一回、自分の健康状態を調べて日頃の生活を反省する良い機会ですから、受診しない手はありません。 それにしても、今朝は検査の必要上、飲まず食わずで2時間の道のりを出勤してきました。かなりしんどかった…。


履修登録 (4月6日掲載)
 新入生の悩みの一つに、どの科目をとったらいいのだろうかというのがあります。「単位」なんて言われても、誰でも最初は途惑うものです。昨日のガイダンスでも新・加藤ゼミの学生から早速いろいろな質問を受けました。ちょうどいまごろは皆、どの講義をとるか、『履修の手引き』をひっくり返しながら必死になって考えている頃でしょう。明後日4月8日(木)から講義が始まりますが、最初の1週間はある意味で「お試し期間」です。第1回目の講義では、たいていどの先生も講義の内容や進め方について話されますから、まずは一応の時間割を作ってみて、実際の講義を聞いてから修正していくと良いでしょう。そのためには、あっちの講義がペケだったらこっちの講義に行くという具合に、何通りかの履修パターンを考えて、作戦を練っておくと良いですね。


入学式 (4月6日掲載)
 2004年4月5日、大阪明浄大学の第5期生を迎える入学式が行われました。4年前、210名でよちよちとスタートした頃を振り返ると、5年目を迎えたことに感慨もひとしおです。新1年生は162名、3年次編入生が44名です。例年通りの式典、全体ガイダンスの後、今年は入学当日から各組に分かれてクラス別ガイダンスという運びになりました。そこで私も基礎演習T「新・加藤ゼミ」に配属される面々と初顔合わせ。初々しい21名は皆、笑顔いっぱいの元気者でした。これから学生生活に励んで、4年後もこの笑顔で卒業していって欲しいものです。


卒業式 (3月18日掲載)
 今日は大阪明浄大学第1回目の卒業式でした。無事(!)卒業した156名の諸君、おめでとう。基礎演習で一緒に苦労した諸君や、美術部6名の晴れ姿に感慨もひとしおです。卒業式、記念パーティーを通して、卒業生諸君の生き生きとした笑顔に接することが出来て本当に嬉しく思いました。ひとつのことを終えたという充実感でいっぱいで、みんないい顔をしていましたね。
 同時に、学友会の諸君を中心に在校生も数多く参加し、てきぱきと式やパーティーのお手伝いをしてくれたり、代表の次期会長は立派な送辞を述べ、また元気な男子学生お二人は楽しくビンゴゲームを取り仕切ってくれました。その活躍ぶりを見ていて、たいへん感心しました。新年度からも楽しみにしていますよ。