関西大学文学部(デイタイム・コース) 藝術学a 2005年度春学期
西洋音楽史: 古代−バロック
【講義概要】
古代からいわゆる「バロック」と言われる時代(18世紀前半頃)までのヨーロッパ世界の音楽の歩みを、各時代の音楽的特質を捉えつつ、またその背景となる思想や歴史にも着目して講述する。講義では作品を通して具体的に考察するために音楽作品の実例を可能な限り数多く参照していきたい。
【授業計画】
1 古代の音楽
(1) 西洋文化における「音楽」について
(2) 古代ギリシアの音楽・文藝(ムーシケー)
2 中世の単旋律聖歌
(1) グレゴリオ聖歌と教会旋法
(2) モノフォニーの意味
3 中世の初期多声音楽(ポリフォニー)
(1) トロープスとオルガヌム
(2) ノートルダム楽派(12世紀)
4 ルネサンスの音楽
(1) カデンツの成立
(2) デュファイ
5 バロックの音楽
(1) 拍子の発見
(2) パーセルとヴィヴァルディ
6 J.S.バッハ
(1) バッハの作品
(2) 《ロ短調ミサ》
(3) 「和声的」ポリフォニーの構造
(4) バッハとヘンデル
【評価の方法】
定期試験(論文)の成績で評価する。
【教科書】
田村和紀夫 『名曲が語る音楽史』 音楽之友社、2000
【参考文献】
講義中に適宜指示する。
【備考】
受講には中学・高校程度の簡単な音楽(楽典)の知識が必要であるが、必要に応じて講義中に解説する。
また、和声の基礎知識については教科書巻末(pp.198-199)の解説も参照されたい。