大阪観光大学 観光学部
加藤素明研究室On Line
UPDATED: 31 March, 2006

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西洋美術史 2006年度 (金2前期)

18世紀以降の近代西洋絵画史

【科目の系列】 広域科目(基礎) 
【年次】2年次 【学期】前期 【単位】2単位

【講義の目的】
 ヨーロッパ世界における美術のさまざまなトピックを取り上げ、歴史的名作を中心に紹介しながら、西洋美術の専門的な議論にも立ち入って講述する。 今年度は、18世紀以降の近代絵画の歩みについて講述する。近代的なものの考え方が藝術の世界にどのように影響を及ぼしてきたかに焦点を当てて考えていく。



【講義計画】
【第1回】 近代西洋美術の歩み
○18世紀以降の西洋美術の流れを、17世紀以前の絵画(とりわけバロック絵画)の特徴と比較しながら概観する。
【第2回】 ロココ美術
○ヴァトーの絵画を中心に、18世紀に花開いた新しい「ものの見方」について考える。
【第3回】 新古典主義、ロマン主義
○アングル、ダヴィッド、ドラクロアの絵画を比較しながら、「古典的」とされる絵画と「ロマン的」とされる絵画の特質を考える。
【第4回】 写実主義
○クールベの絵画を中心に、「目に見えるものだけを描く」という態度の本質について考える。
【第5回】 印象派(1)
○モネの創作活動を通して、「印象派」絵画の誕生とその影響について考える。
【第6回】 印象派(2)
○マネの絵画がフランス画壇に与えた衝撃と、マネ自身の意図について考える。
【第7回】 後期印象派、点描派、象徴派
○ゴッホ、ゴーギャン、スーラ、シニャック、モロー等の画業を通して、この当時の画法の発展について講じる。
【第8回】 セザンヌ
○セザンヌの画業と思想から、19世紀から20世紀へという時代の転換点における藝術の在り方を学ぶ。
【第9回】 ピカソ
○ピカソの一生における様々な作風を概観し、キュビズム等の抽象絵画について講じる。
【第10回】 第1次世界大戦前後の美術(1)
○フランス及びその近隣諸国を中心に、マチス(野獣派)、アール・ヌーボー、エコール・ド・パリ、素朴派、シュールリアリズム等の様々な美術の潮流について講じる。
【第11回】 第1次世界大戦前後の美術(2)
○ドイツ、オランダ、ロシアを中心に、カンディンスキー、モンドリアン、マレーヴィチ等の画業、及びダダ等の潮流やバウハウスの運動について講じる。
【第12回】 第2次世界大戦前後の美術
○抽象表現主義、ポップ・アート、コンセプチュアル・アート等の潮流について講じる。
【第13回】 現代の美術
○今現在、美術の世界ではどのような作品を作っているのだろうか。現代美術を巡る美術館の取り組みを中心に、今日のアート・シーンを紹介する。



【受講に当たっての留意事項】
この講義では出席は取らない。第1回講義は受講ガイダンス的な話をせずに、すぐに講義内容に入るので、第1週目はサボっても良いなどという了見違いを起こしてはいけない。

【教科書】(授業で常時使用する分)
高階秀爾 監修『カラー版 西洋美術史』増補新装第4版、美術出版社、2004
その他、必要に応じてハンドアウトを使用する。

【参考書】
講義中に適宜紹介する。

【成績評価の方法】
期末試験の成績によって評価する。

(c) Motoaki Kato, 2006