大阪観光大学 観光学部
加藤素明研究室On Line
UPDATED: 24 November, 2006

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観光学演習 IIAB 2007年度

「プレゼンテーションの方法と実践」

【科目系列】専門(基幹)科目
【年次】2年次 【学期】前期 (IIA)、後期 (IIB) 【単位】各2単位

【授業の目的】
 大学で学んでいくために(社会に出てからも)最低限必要な調査・発表・レポート作成などの技術を身に付けるとともに、各自の発表を聴いて討論していくことを通じてプレゼンテーションの方法を学ぶ(個人発表を1人1回ずつ行い、グループ発表は行わない)。
 毎回の演習では、発表と討論に関する諸技術を徹底的に鍛え、また文章の書き方を練習する。主題に応じたアイディアの出し方や、構成法などを実習していくことによって、まとまった論文・レポートが書けるように練習する。これらを通じて、自分で問題を見つけ出し、その解決方法を探求して実行していく能力を養う。
 また、学生生活やその後の人生を豊かに過ごすための助けとなるような良書を紹介し、その一部分を実際に皆で味読する時間をとる。先達の様々な生き方を読書によって追体験することによって、これまで自分が知らなかった世界を垣間見る機会が得られるであろう。

【受講に当たっての留意事項】
 物事を自分自身の力で考えていくということは試行錯誤の連続であり、それにはかなりの苦痛を伴うものである。また、自分の考えを言葉で書き表していく過程にも根気が必要である。当然ながら、ゼミの発表準備やレポート作成には各自かなりの自習時間を割くことになるので、その覚悟をしておくこと。
 ゼミで大切なのは、毎週の地道な「演習(=練習)」を積み重ねていくことである。技術というものは何であれ、練習の地道な繰り返しによってしか身に付けることができない。受講生には、毎週の出席を怠らず、討論に積極的に参加するよう願いたい。
 また、演習中に課題作文やノートを書いて提出する機会を毎回設けるので、出席を怠らないように。授業時数の3分の2以上の出席がない者には、単位を認定しない。

【教科書・参考書】
 特定の教科書は指定せず、受講生の実力と成長に応じて適宜ハンドアウトを用いる。また、参考図書は必要に応じて演習中に紹介する。

【成績評価の方法】
 前期の発表、演習毎に提出する小レポート及び前期末に課すレポートの成績に、平常の参加状況(出席数、発言数、発言内容等)を加味して総合的に評価する。

単位取得の条件
前期 (観光学演習IIA)
(1)授業時数の3分の2以上の出席(=授業への参加及び課題レポートの提出)があること
(2)下記の2つの課題をすべて完了していること
(i) 前期発表 (前期講義期間中に各自1回ずつ発表)
(ii) 前期レポート (論題は6月上旬に指示、7月中旬に提出)
評点は(1)を全体の30%、(2)を全体の70%とし、合計して60%以上の得点をもって合格とする。

後期 (観光学演習IIB)
(1)授業時数の3分の2以上の出席(=授業への参加及び課題レポートの提出)があること
(2)下記の2つの課題をすべて完了していること
(i) 後期発表 (後期講義期間中に各自1回ずつ発表)
(ii) 後期レポート (論題は12月上旬に指示、1月中旬に提出)
評点は(1)を全体の30%、(2)を全体の70%とし、合計して60%以上の得点をもって合格とする。
 なお、前後期期間中とも、発表(i)は必ず決められた発表日に行うこと(発表日は各学期の始めに抽選で決定する)。これを行わない者には単位を認定しない。代替課題を出すことはしないので、十分に注意すること。



【授業計画】

前期 (観光学演習IIA)
【第1回】 プレゼンテーションの技法(基本1): 構成とは何か?
きちんとした構成を組み立てて発表できるように、プレゼンテーションの方法を学ぶ。
前期発表の為の導入として、各自テーマを見出し、構成を考えて発表計画を作る。
前期の発表順番を決める。
【第2回】 プレゼンテーションの技法(基本2): 発表の構成法とハンドアウトの書き方
内容と構成を案出し、発表計画を作る。発表テーマを提出する。
【第3回】 情報検索実習: コンピュータによる資料探し
コンピュータ教室を使って、調査・発表のための情報検索 (Information Retrieval) を実習する。
【第4回】 プレゼンテーションの技法(基本3): 構成の探求
各自の発表テーマに基づいてより深く発表内容を考え、それにふさわしい構成を練る。
【第5〜13回】 プレゼンテーション演習(その1)
各自が観光学を学んでいく上での課題を見つけ出し、それについて調査・研究して発表する。発表者以外の受講生(全員)は毎回、演習で聴いた発表を基に小レポートを作成して提出する。

後期 (観光学演習IIB)
【第1回】 プレゼンテーションの技法(発展1): より良い論文・レポートを書くために
より高度な内容を論じる本格的な論文・レポートを書くためには、どのような準備と手順が必要なのかを考える。
後期の発表順番を決める。
【第2回】 プレゼンテーションの技法(発展2): テーマの吟味
後期発表に向けてテーマを考える。そのテーマが発表趣旨を的確に言い表しているか、また、主題範囲を十分に限定できているかを検討する。発表の内容を基に、仮の構成表を作る作業も行う。
【第3回】 プレゼンテーションの技法(発展3): 構成の吟味
 前回作成した仮構成表が適切であるかを検討する。
【第4〜14回】 プレゼンテーション演習(その2)
前期(観光学演習UA)と同様、発表と討論を行う。前期よりもさらに良い発表を目指して欲しい。発表者以外の受講生(全員)は毎回、演習で聴いた発表を基に小レポートを作成して提出する。
時間に余裕があれば、最終回には2年間の学修を総括し、3年生以降の展望も含めた大学生活について語り合いたい。

(c) Motoaki Kato, 2006