大阪観光大学 観光学部
加藤素明研究室On Line
UPDATED: 19 December, 2008

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観光学演習 IIIAB 2009年度

【科目系列】専門(基幹)科目
【年次】3年次 【学期】前期 (IIIA)、後期 (IIIB) 【単位】各2単位

【授業の目的】
   絵画、彫刻、音楽、映像、建築等々の藝術諸分野について、それが関わる文化、宗教、社会等との関係を視野に入れつつ研究を行う。個々の作品の特徴を調べるだけでなく、それが作られた背後にある精神的、理論的な核となるものを探求していきたい。 このゼミでは「卒業論文」を原則として必修とする。3年次の前期から2年間をかけて、各自が一つのテーマを見出し、じっくり考えて論文に仕上げていこう。

 3年次前期は、藝術を学ぶために必要な基礎的な素養を身につけるために、藝術諸領域の作品研究を行う(内容はメンバーの希望と実力等を勘案して決定する)。
 3年次後期は、藝術研究をするにあたり、どのような方法があり得るのかを学ぶ。あわせて、メンバー各自が卒業論文で研究する題材(主題)を探求する。研究発表と討論を通じて主題の選定と論旨の吟味を行い、論理の展開をよく考えて(仮)アウトラインを作成するところまでを目標とする。
 また、2月〜3月頃にゼミ旅行(海外)を行うこともある。その場合、行き先等はメンバーと相談して決定する。

【受講に当たっての留意事項】
 このゼミでは、発表準備やレポート作成、実地見学等々で、ゼミの活動のために通常の講義科目よりもはるかに多くの時間を割くことになる。決して週1コマ90分の授業時間だけで済むわけではないので、その覚悟をしておくこと。
 また、折に触れて、主として京阪神方面に出かけ、美術作品や演劇の上演等を見学することもある。その際の費用は原則として各自の負担とするので、その都度交通費程度の金銭的な出費が必要になることを、今から念頭に置かれたい。

 後期からは特に、各人の発表内容の構築や、研究の進捗を促すために、ゼミの時間とは別にチュートリアル(個別指導)の時間を設ける(時間帯は昼休み等、応相談)。前期よりもさらにゼミのための時間が増えるので、あらかじめ念頭に置かれたい。
 もとより藝術体験が不十分な段階では、なかなか適切な論旨を構築できないものである。メンバーには出来る限り、実作に触れる機会を各自で設けてほしい。また、担当者が行っている講義科目(藝術文化論、音楽文化論、映像文化論、西洋美術史、日本美術史、観光藝術学)を継続的に受講することが望ましい。

【教科書・参考書】
 特定の教科書は指定せず、メンバーの研究分野と実力に応じて適宜定める。また、参考図書は必要に応じて演習中に紹介する。

【成績評価の方法】
 平常の出席、演習への参加・貢献、演習発表・レポートの成績、個別指導の成果等を基に、総合的に評価する。



【授業計画】

前期 (観光学演習IIIA)
【第1回】 ゼミの方法について
 ゼミの運営に関する重要なミーティングを行う。発表の順番や成績評価について不利にならないよう、必ず出席すること。
【第2〜13回】 作品研究
 メンバー各自の興味関心に応じて、@美術班(彫刻・工藝・建築等を含む)とA音楽班(文藝・演劇・舞踊等を含む)に分かれ、各自が強い関心を持っている作品を取り上げて研究し、発表する。  発表は毎週1人〜2人。2巡目以降の発表内容(研究する作品)は、教官が適宜指示する。
 発表者以外の参加者は、発表の内容等について発表者と共に討論を行う(評定の際は、出席点と平常点を重く見る)

後期 (観光学演習IIIB)
【第1〜3回】 藝術を研究するとは?
 これから卒業論文を準備していくにあたって、藝術を研究するにはどのような方法があるのかを学ぶ。典型的な事例をいくつか提示して、ゼミメンバーと一緒に、それぞれの方法の特徴を考える。
【第2〜9回】 藝術学関連文献選読
 藝術を研究する方法について、典型的な事例を、専門書を講読しながら学ぶ。  はじめの数回は輪読形式で行うが、慣れてきたら報告形式を採りたい。各自最低1回ずつレポーターとなって、文献に書かれていることをもとに発表を行う。レポーターは自分の担当する文献をよく読んで、内容を紹介すると共に、内容の事実関係、解釈等について、その当否の吟味を行わなくてはならない。発表者以外の参加者は、発表者と共に討論を行う(評定の際は、この平常点を重く見る)。
【第10〜13回】 研究発表と討論
 卒業論文で研究しようとするテーマに基づいて、発表と討論を行う。  発表をしたままにするのでなく、さらに個別指導を行って、論文の(仮)アウトライン作成までを行いたい。

(c) Motoaki Kato, 2008