藝術文化論 2010年度 (金2後期)
「西洋藝術における神話モチーフ研究」
【科目の系列】 広域科目(展開)
【年次】3年次以上 【学期】後期 【単位】2単位
【講義の目的】
西洋文化における神話(ギリシア・ローマ神話、北欧神話、ケルト神話)と、その受容をめぐる諸問題を取り上げる。神話モチーフは、古代のみならずルネサンスを経た近代に入ってもなお、多くの人々に愛され、これに由来するたくさんの作品が作られた。今年度は美術にこだわらず音楽や映画、演劇にも関心を広げて、西洋文化に深く根ざした神話モチーフを紹介しながら、それらがどのように作品に取り入れられているかに着目して講述する。
【講義計画】
【第1回】西洋文化における神話と藝術
【第2回】ギリシア・ローマ神話 (1): ギリシア神話の創世物語
【第3回】ギリシア・ローマ神話 (2): ウラノス、カイロス、ゼウス
【第4回】ギリシア・ローマ神話 (3): アプロディテの誕生、三美神、パリスの審判
【第5回】ギリシア・ローマ神話 (4): プロメテウス、パンドラ、ポセイドン
【第6回】ギリシア・ローマ神話 (5): ペルセポネ、ギリシア神話の世界観
【第7回】ギリシア・ローマ神話 (6): ゼウスとヘラ、アテナ、アポロン
【第8回】ギリシア・ローマ神話 (7): ディオニュソス、ペルセウス
【第9回】ギリシア・ローマ神話 (8): ヘラクレス、テセウス
【第10回】ギリシア・ローマ神話 (9): ピグマリオン、オルフェウス
【第11回】ギリシア・ローマ神話 (10): トロイア戦争
【第12回】ギリシア・ローマ神話 (11): オデュッセウスの帰国物語
【第13回】ギリシア・ローマ神話 (12): サビニ、ローマ建国物語、アエネアスとディドー
【第14回】北欧神話: ジークフリート物語、北欧神話の世界観
【第15回】ケルト神話: ケルト文化とは何か? アーサー王物語
【受講に当たっての留意事項】
講義時数3分の1を超えて欠席した者には、期末試験の受験資格を認めないので注意すること。
本講義は広域科目であるが、展開科目として、西洋美術史および西洋古典文学についての専門的な議論にまで踏み込んで講述する。そのため講義の中には高度な内容も含まれるので、あらかじめ「観光藝術学」、「音楽文化論」、「西洋美術史」を履修して基礎的な知識を得ておくことが望ましい。
【教科書】(授業で常時使用する分)
視覚デザイン研究所編 『ヴィーナスの片思い:神話の名シーン集』 視覚デザイン研究所、1995
その他、適宜ハンドアウトを使用する。
【参考書】
諸川春樹 監修 『西洋絵画の主題物語 U 神話編』 美術出版社、1997
その他、講義中に適宜紹介する。
【成績評価の方法】
期末試験の成績によって評価する。
(c) Motoaki Kato, 2009
|